2015年10月01日

本棚★「知」の強化書

本との出会い:書店にて

敬語の使い方などの書籍が多い本郷陽二氏ですが、今回はこちら▼


この“「知」の強化書”という書籍は、
・読書力をつけるには
・どうすれば時間を活かせるか
・どう整理すればいいのか
・発想力をつけるには
・書く力をつけるために
・思考力をアップさせるには
という知的習慣において、名だたる人々が過去出版している書籍を本郷氏が紹介しているというスタイルの書籍で大変面白いものでした。
この本をきっかけに、紹介されていた本を読みたくなる・・・というループにはまりそうですたらーっ(汗)

いくつかご紹介します。

1.読書力をつけるには
清水幾太郎「本はどう読むか」
・面白い本しか読まなくて良い
⇒正しい解釈になるかわかりませんが、興味のない本を読むほど苦痛なことはないですよね。日々仕事や生活をするうえで興味関心がある事項と関連する書籍を読んだほうが、格段に血肉になると思います。

・読書ノートの作成。書物に忠実に書いていく客観主義的ノートと、テーマごとに色々な書物にある部分をノートに写したら、それに関する自分の意見などを加えた主観主義的ノートがあるが、のちに活用できるのは断然主観主義的ノートである。
・読んだ本のどの点が有益だったか、どういう意味でその点が有益だったのか話せるまで踏み込む
⇒このブログの本棚コーナーにおいても、ややその色を持っております。。。まだまだですが。


2.どうすれば時間を活かせるか
糸川英夫「驚異の時間活用術」
※糸川氏のことは今回の書籍を通して初めて知りましたが、小惑星イトカワ、をはじめ大変有名な方なのですね。10年ごとに仕事の分野を変えていった。航空業界、楽器演奏、学術等多彩な趣味の持ち主で、しかもそれぞれ結果を出している。。。楽器もセミプロ級という方のようです。
そのような方が時間の使い方で大切にしていることは、
・忙しい人ほど良く眠れ。枕にこだわれ
・忙しく立ち働く生き方だけでなく、ボーっとしている時間を持つべきだとといた「逆転の発想」という書籍
・切れ端の時間を使う。@ある一定のまとまった時間が使えれば、その時間内に集中してやるAまとまった時間を遣えないなら、まとまらない時間をうまく使う⇒まとまらない時間の徹底活用が肝。ちょっとした切れはし時間は「神の恵み」と思っていた。


本田直之「レバレッジ時間術」
・忙しいは禁句にせよ
・時間を投資で増やす。時間資産は大きな複利で雪だるま式に増えていく。
・ゴールから日々の予定を逆算する。1日の時間割を作る事。
 @自己投資の「インプット」の時間。人に会う時間、読書の時間等
 A仕事をしている「アウトプット」の時間
 B食事や風呂や睡眠などの「生活」の時間
 C自由に使うプライベートな時間
 24時間を30分〜1時間単位くらいで4つのカテゴリーに分けて1か月ぐらい記録すると自分の時間の使い方のパターンや不明時間、非生産的な時間が見えてくる。そこから今後の時間の使い方の指針を見出し、新しい時間割を作る。最も大切なのは、インプットする時間を初めに確保し、時間を天引きする。



4.発想力をつけるには
外山滋比古「知的創造のヒント」
・考えの種子は寝かせること。寝かせるという工程は発酵するということ。
⇒私自身、仕事をするうえで、執筆やテキスト作成をする際は一度寝かせることが重要だと、上司からよく注意を受けていました。更に良い形に熟成されたり、??というポイントに気付けたりするのでよいですね。
どうしても時間に追われて大急ぎで作って提出…という方も少なくないでしょうが、特に不特定多数の人に見られてしまうような媒体などには慎重にならないといけません。

・「この先が面白そう」というところで読みやめる。ものを読むコツは、谷のところで読みささないで、山のところ、あるいは、山へさしかかるところで休止することである。もう少し酔い続けたいという気持ちをもったところで、あえて読み辞める。そうすると、あとで本を開くときっかけがつかみやすい。
⇒仕事でも、面白くなりかけたところで中断しておくと、次にその仕事に取り掛かったときに、調子よく仕事が始められる。これまでの概念の逆転の発想でした。

梅棹忠夫「知的生産の技術」
・知的生産とは「頭を働かせて、新しい情報を提出すること」ということである。
・ダ・ヴィンチの手帳⇒とんでもないメモ魔だった。街で出会った人の顔、弟子が買ってきたものの値段など・・・なんでもメモする習慣がある人だった。梅棹氏もこれを知りすぐに実践する。次第に自分なりに進化させたメモの方法をとる。「1ページ1項目」「ページの上欄に、そのページの内容が一目でわかる標題をつける」
・本には傍線を引く

⇒私は書籍を読む際、付箋を必ず使っています。付箋に要点や気付きを書き込み、該当ページに貼るのです。以前のブログでも触れましたが、神田昌典氏のセミナーに行った際、フォトリーディング講座の中で付箋を活用することを学んだことがきっかけです。この話と通ずるところがあると思います。
・本は一気に読む。一気に読んだほうが理解という点では確実さが高い。少しずつ読んだ本はよく内容の理解ができていないことがある。
⇒大変共感した。一気に読む本ほど内容を鮮明に覚えているものですね。その通りだと思います。
・書く技術は才能より訓練
⇒自分にとって、ブログを書いていることは、アウトプットの訓練として捉えています。

加藤諦三「大学で何を学ぶか」
・好きなことを見つけるというよりは育てるもの、創るものである。まず何かを始めてみる。どんなことも、最初から面白いと思えることはめったにない。最初は苦しいことが多いと思っていたほうがいいくらい。その段階を辛抱しているうちに、次第に経験や技術が身についてきて、面白いと思えるようになるものだ。
⇒最初から楽しくて仕方がない、というよりは、何かの縁で始めたことがきっかけで取り組み、辛いことも多々あったがそれが自分自身の血肉となり、己を大きくすることがあると感じます。


5.書く力をつけるために
板坂元「考える技術・書く技術」
・書く要点は、「だきこめ」「なめられるな」「のせろ」。「だきこめ」とは読者を自分の味方に引きずり込む技術。「なめられるな」は読者の信頼・尊敬を得る技術。「のせろ」とは読者を自分のリズムに乗せる技術ということ。
⇒テキストでも執筆でもそうだが、読み手を自分の味方にするすることは大変重要。さらに、短く、無駄のない文章にすることがポイント。あまり長すぎない文章を書くことも大切であり、1つの話題は400字詰め原稿用紙で最大3枚以内に収めるといいようです。

扇谷正三「現代文の書き方」→読む。
・現代文12の心得、の中の特に参考になるものとして、
 ・メモを見ながら原稿を、まず頭の中で書いてみる
 ・まず書きやすいところから書いていく
 ・文章は短文の積み重ね、を原則とする
 ・相手の立場になって、これでわかるかしら、失礼にならないかなどの検討と確認
 ・感情に激して書いた手紙は、一日寝かせること。手紙も自分も。

⇒本書の中に登場する著名な作者の多くが寝かせることの重要さを説いていると感じます。大急ぎで作った文章をそのままリリースすることは、大変リスクでもある事を私も痛感していますので、ここは万人共通して時間をかけるべきところなのだと思います。


「知」という一つのテーマから、様々な著者からのエッセンスを紹介している本に出会うための本と言えるかもしれません。
冒頭から巻末まで流れるような感じで、それこそ“一気に”読み進めることが出来ます^^
posted by 船井総研 村田 at 08:58| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 本棚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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