2015年09月30日

本棚★幸せの作法

本との出会い:Amazonのおすすめ本紹介を見て

『女性の品格』でも有名な坂東眞理子氏の書籍▼
メインタイトル(幸せの作法)というより、副題(働く女性に贈る61のヒント)に興味を持ち手に取りましたダッシュ(走り出すさま)


2009年に出版された本なので、やや時代の流れも変わっていると感じる点もありましたが、
感想としては、どんどんキャリアアップしていきたい!という女性向けというよりは、
もっと大多数の、日本で働く女性(マジョリティーな)に向けての書籍という印象を受けました。

それでは、個人的なメモですがいくつかご紹介します。
・“スタンダード”にとらわれない
こちらについては、エピソードが面白かったので^^;
ミシェル・オバマ(米オバマ大統領の妻)が、
「バラクは、家事がうまくない。そして手伝わない」という話をしていたそうです。
ちなみに、アメリカの中流家庭の場合、夫婦で家事を分担するという事は「愛している」と言うのと同じように男性の義務だそうです…
どんっ(衝撃)
ミシェルはこれに対して
「夫を変えようなどと考えずアウトソーシングすれば、ふたりとも心安らかだ」と考え、
「自分の稼ぎでお手伝いさんを頼む」選択をしました。
分担をすることがスタンダードという枠に囚われず、柔軟に別の方法を見つけて選択をする。
仕事、妻、子育てを両立している女性は多いものです。
こういった価値観があるという事を受け入れることで、自分自身のストレスも減り、周りのストレスも減るという事を言いたかったのではないでしょうか。


・「好きなことを仕事にする」を甘く見てはいけない
好きなことを勉強するのはとてもいいことですが、現実にその分野の職業に就けるかどうかは、また別のことなのです。
⇒中途半端なら趣味にとどめておいたほうがまだマシということも多いはず。。。
この意味を軽くとっては大変な目に合うと思います。
私も立場上、時折、好きなことを仕事にしたいんです、という就活生に会うこともありますが、
どれくらいその事が好きなのか、そして、仕事として成立するくらい、対価をもらえるくらいなのか、
深堀すると、自分から「やっぱりまだ浅いですね、自己分析をもっとやってきます!」と完結してしまう人も少なくありません。


・自分探しの旅??
これもよく聞く言葉です。
本書で、
「今の自分を変えたい」「自分が好きになれない」という若い女性もたくさんいます。
向上心、向学心があることは素晴らしいことですが、「自分探し」の旅人になってしまっては、自分を不幸にします。自分探しに「はまって」しまうと、自分自身を見失うことになります。「自分らしさ」に、みんながこんなにこだわるようになったのは、外の世界に関心を失い、自分の幸せ、自分の快適さ、自分の利益ばかりを求める…自己中心になったせいではないでしょうか。思春期ではよくあることですが、20代になったら、まずは等身大の自分を受け入れることが必要です。自分の現在の境遇が嫌いで、まったく違う生き方があるのではないか、自分の中に隠れた才能があるのではないかと、ウロウロしてはいけません。

と記載されています。
このような心理状態の打開策として、
・小さな目標を達成する努力をする
・ありのままの自分の中から、好きな部分を探す
・自分の長所を見つけてそれを好きになり、少しずつ育てる
ということを挙げていました。


・一段高い目線を持つ
与えられた仕事を機械的にこなすのではなく、
「本当にこれがベストのやり方だろうか」「自分が上司だったら、このやり方で本当に満足するだろうか」と自分で考えて行動できる能力を磨いていくことが大事です。

船井総研でも、若手が上司の同行に行く際、お客様から上司への質問に対してとっさに「上司はなんていうだろうか」と考える癖をつけることを推奨しています。
イメージした回答と同じであればうれしいことですし、まったく外れてしまった場合は自分の引き出しの一つになります。


・働くお母さんは子供に謝ってはいけない
いくら忙しくても、接する時間が短くなりがちでも、子どもにそれを謝らないこと。
「いつも忙しくてごめんね」「ほかのお母さんみたいにいつも家にいれなくてごめんね」
心の中で思っていたとしても子どもには言わないこと。お母さんは悪いことをしているのではないのですから。また、かわいそうだからと必要以上にお菓子やお金を与えないこと。母親が忙しいのですから、家事もきちんと分担させるべきです。
子どもがしっている「ほかのお母さん」=スタンダードと違うことを詫びるのではなく、
「お母さんは仕事をしているから、将来仕事をするときにはたくさんアドバイスをしてあげる」
「お母さんにはいろんな友人がいるんだ」
とポジティブな見方を伝えましょう。

⇒個人的には、目から鱗の考え方でした。しかし、思い返してみると私の母親も謝ることはしていませんでしたし(現在もバリバリ管理職として働いております)、寂しいと思うこともありましたが、同時に誇らしくも感じていました。自分も将来、仕事を持って活躍していきたいと割と幼いころから思っていたものです。


・上手に叱られる
男性上司は口をそろえて「女性を叱るのは難しい」と言います。
男性のほうが比較的叱られ慣れている人が多い。私のことが嫌いなんだと拡大解釈したり、人格の否定とばかりに、重大に受け止めがちです。職場では「余計な気を遣わなくてもいい」存在になりましょう。
⇒これは私も管理職という立場になって改めて感じたことですが、やはり多くの男性上司は、女性の部下の扱いに手を焼いているなと感じます。
勿体ないことは、せっかく女性自身がもっと鍛えてほしいと思っていても、そいういったレッテルのせいで、男性上司が引いてしまう…というお互いにズレが生じてしまっているケースがあることです。
ここは、予め女性側のほうから気を遣わなくても良いという意思を伝えておいたほうがよいな、と実社会を持って私も学びました。


あくまでも、マジョリティ向けの書籍なので、
少し刺激が足りないな、と思う方も多いと思いますが、
事務職が多い、長く働いている女性が多い職場等の若い女性たちには一読の価値のある書籍だと思います。
posted by 船井総研 村田 at 09:43| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 本棚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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